歯科全般

くさび状欠損

歯磨きをしているときや食事中に、「歯がしみるなー」と感じたことはありませんか?

その原因の一つとして「くさび状」が挙げられます。くさび状とは摩耗症の一種で、歯茎に近い寄りの歯の表面がすり減り、その象牙質が露出し欠損部が三角形のくさび型に見えるのでこのような名前が付けられています。30代を過ぎると年齢とともに多くみられているようになる症状で、犬歯や小臼歯の歯によく発症します。進行すると、次のような場合で歯がしみたり痛んだりすることがあります

 

・冷たい飲み物や食べ物を口にしたとき

・歯磨き中に歯ブラシが当たった時

・息が当たったり、歯医者でエアーを当てられたりしたとき

 

どうしてくさび状欠損が起こるのか

・強すぎるブラッシング

歯磨きの方法が強すぎると、歯の根元の表面が少しずつ削れて行きます。研磨剤入りの歯磨き粉を使ってごしごし磨くと、さらに削れやすくなります。適度な力加減は「歯ブラシの毛先が広がらない程度に力任せではなく、優しく歯の汚れを取るように磨く」ことを心がけましょう

・歯ぎしりや食いしばり

寝ている間に歯ぎしりをしたり、無意識に歯をぐっと食いしばったりすることも、歯に大きな負担をかけるため、くさび状欠損の原因になることがあります

 

放置するとどうなる

知覚過敏や歯ブラシの時の痛みの原因になりその結果歯磨きを避けてしまい歯石がたまりやすくなり虫歯や歯周病等が進行する可能性もあります。

 

治療法はレジンを詰める、正しいブラッシング法を知る、食いしばり歯ぎしりの予防にナイトガードをするの3つあります

気になることがありましたら放置する前に歯医者に相談してください。